2018.10.27ブログ
七五三で失敗しないために①~七五三の由来と時期~
秋もだんだん深まってきましたね。
ちらほら七五三のお参りで着物を着ている小さな子を街で見かけます。
もちろん七五三のお着付けに伺ったり、付き添いのお母様に着付けすることも。
七五三は小さいお子さんをお持ちのお母さんにとっては、一生残る一大イベント!
我が子の成長を願い、そして無事ここまで育ってきた様子を写真や動画にかわいく収めておきたい!
そう思いますよね?
でもいざとなると、何を準備していいのか分からなかったり、思ってもみなかったトラブルがあったり、着せる衣装もこれであっているのか、どれがほんとは正解なのかなどなど実際は大変ですね。
今回はのちのち写真やムービーを見ても楽しかったな~、いい思い出だわと思えるような七五三になるよう、ポイントを書いていきたいと思います!
なんとなく七五三とは子供が女の子なら三歳と七歳、男の子なら三歳と五歳(三歳男児は省略することも多いですが)に神社に行ってお詣りするんだよね・・・。
という風に理解していらっしゃると思います。
そうです。
神社(最近はお寺でもやっていますが)で子供が成長したことを神様にご報告し、感謝し、そして今後の成長もお祈りする。そういう儀式ですよね。
今では七五三というように、三歳、五歳、七歳のご祈祷がセットになっていますが、もともとは成り立ちがそれぞれ異なる風習です。
三歳は平安時代までさかのぼる「髪置きの儀」という儀式が由来です。
この日を境に子供は髪を伸ばし始めました。つまり、それまでは・・・髪を剃っていたんです!
坊主頭です(゚Д゚;)
余談ですが、以前ネパールに旅行に行ったとき、2~3歳くらいの子供が坊主頭の地域がありました。それより上の年齢の子供はぼうぼうに伸びていた子供が多かったので、印象に残っています。赤ちゃんはよくわからなかったのですが、もしかしたらアジアに広がっていた風習だったのでしょうか。(これに関しては私の推測なので、間違っていたらすみません。どなたか詳しい方いらっしゃったらぜひ教えてください。)
五歳は「着袴の儀」(ちゃっこのぎ)という、これも平安時代にさかのぼる儀式が由来です。
平安時代、子供は大体4歳くらいから8歳くらいまでに袴を着けるようになります。
それまでは袴なしで着物のみ着ています。
もともとは男女ともおこなっていた儀式だそうです。平安時代は女性も袴は着ていましたので。
江戸時代以降は男の子のみの風習となっています。
そして七歳。
七歳の七五三は「帯解きの儀」と呼ばれる儀式が起源です。それまでは紐のついた着物を着ていたのが、紐をはずして帯を結ぶという儀式です。これは室町時代から儀式として定着していったようです。
室町時代に11月15日に定められて以降、一応七五三の日は11月15日となっています。
とはいえ、平日にご両親がお休みとって・・・というのもなかなか難しいですね。
そんなことから、「11月の都合の合う日に行えばよい、ただし、15日までに済ませる方がいい」というのが今までは一般的でした。
でも最近はさらにゆる~くなっているようです(^-^)
10月にされる方も多くなりましたし、11月15日をすぎても神社でもご祈祷を受け付けてくれています。
さらに前撮りを写真館でされる方は、衣装のレンタル日の都合などもあるでしょう。
基本的には10月後半から11月にすれば違和感はないと思いますよ(^^♪
しかし本来の意味を考えると、なにより子供の成長をお祈りするということが大事です。
例えば私が着付けをさせていただいた七五三の中で、5月に行うという方がいらっしゃいました。
その方は普段は海外在住のため、帰国できる5月しか神社に行けないということでした。
ご祈祷などは神社では基本的に通年していただけると思いますので、事情があって11月あたりにできないという方も、ちょっと時季外れになってもお子さんの成長を祝う七五三をぜひやってあげてくださいね。(ただし、神社によっては祭礼の日にあたるとご祈祷ができないことがありますので、必ず事前にご確認下さい)
もし、口うるさい人から「11月15日が正しいのに、そんな時期にやるなんて"(-""-)"」と言われても、本来は「髪置きの儀」は三歳の春でしたし、七五三の日を11月15日にするのは室町時代からであって、もともとは吉日であればOKだったということを知っていればなんとなく安心ですよね。
これもどちらにするか悩みどころですね。
もともとは数え年で行っていたものですが、地域によって、家族によって今はさまざまです。
地域の風習に合わせて行う、もしくはどちらでもOKなら、お子さんの体格や、生活習慣によって考えてもいいのではないでしょうか。
私の息子は本当は今年11月15日には数えで5歳です。でも10月生まれなのでまだそんなに大きくなく、義母から譲っていただいた、義弟の七五三で使用したという羽織袴がまだサイズ的に合わないので、来年にすることにしました。
来年になっても、せっかくなので婚家からいただいたものを子供にも使ってあげたいと思っています。
三歳の七五三なら、数えで三歳は実際には二歳です。生まれ月によってはまだまだ着物を着せるのも大変な場合もあります。
その子供の状態を見ながら決めてあげるのが一番ではないでしょうか。
次回の「七五三を失敗しないために」では七五三の準備について書いていきたいと思います!
ちらほら七五三のお参りで着物を着ている小さな子を街で見かけます。
もちろん七五三のお着付けに伺ったり、付き添いのお母様に着付けすることも。
七五三は小さいお子さんをお持ちのお母さんにとっては、一生残る一大イベント!
我が子の成長を願い、そして無事ここまで育ってきた様子を写真や動画にかわいく収めておきたい!
そう思いますよね?
でもいざとなると、何を準備していいのか分からなかったり、思ってもみなかったトラブルがあったり、着せる衣装もこれであっているのか、どれがほんとは正解なのかなどなど実際は大変ですね。
今回はのちのち写真やムービーを見ても楽しかったな~、いい思い出だわと思えるような七五三になるよう、ポイントを書いていきたいと思います!
そもそも七五三て何なのか?
なんとなく七五三とは子供が女の子なら三歳と七歳、男の子なら三歳と五歳(三歳男児は省略することも多いですが)に神社に行ってお詣りするんだよね・・・。
という風に理解していらっしゃると思います。
そうです。
神社(最近はお寺でもやっていますが)で子供が成長したことを神様にご報告し、感謝し、そして今後の成長もお祈りする。そういう儀式ですよね。
今では七五三というように、三歳、五歳、七歳のご祈祷がセットになっていますが、もともとは成り立ちがそれぞれ異なる風習です。
三歳は平安時代までさかのぼる「髪置きの儀」という儀式が由来です。
この日を境に子供は髪を伸ばし始めました。つまり、それまでは・・・髪を剃っていたんです!
坊主頭です(゚Д゚;)
余談ですが、以前ネパールに旅行に行ったとき、2~3歳くらいの子供が坊主頭の地域がありました。それより上の年齢の子供はぼうぼうに伸びていた子供が多かったので、印象に残っています。赤ちゃんはよくわからなかったのですが、もしかしたらアジアに広がっていた風習だったのでしょうか。(これに関しては私の推測なので、間違っていたらすみません。どなたか詳しい方いらっしゃったらぜひ教えてください。)
五歳は「着袴の儀」(ちゃっこのぎ)という、これも平安時代にさかのぼる儀式が由来です。
平安時代、子供は大体4歳くらいから8歳くらいまでに袴を着けるようになります。
それまでは袴なしで着物のみ着ています。
もともとは男女ともおこなっていた儀式だそうです。平安時代は女性も袴は着ていましたので。
江戸時代以降は男の子のみの風習となっています。
そして七歳。
七歳の七五三は「帯解きの儀」と呼ばれる儀式が起源です。それまでは紐のついた着物を着ていたのが、紐をはずして帯を結ぶという儀式です。これは室町時代から儀式として定着していったようです。
七五三の時期は?
室町時代に11月15日に定められて以降、一応七五三の日は11月15日となっています。
とはいえ、平日にご両親がお休みとって・・・というのもなかなか難しいですね。
そんなことから、「11月の都合の合う日に行えばよい、ただし、15日までに済ませる方がいい」というのが今までは一般的でした。
でも最近はさらにゆる~くなっているようです(^-^)
10月にされる方も多くなりましたし、11月15日をすぎても神社でもご祈祷を受け付けてくれています。
さらに前撮りを写真館でされる方は、衣装のレンタル日の都合などもあるでしょう。
基本的には10月後半から11月にすれば違和感はないと思いますよ(^^♪
しかし本来の意味を考えると、なにより子供の成長をお祈りするということが大事です。
例えば私が着付けをさせていただいた七五三の中で、5月に行うという方がいらっしゃいました。
その方は普段は海外在住のため、帰国できる5月しか神社に行けないということでした。
ご祈祷などは神社では基本的に通年していただけると思いますので、事情があって11月あたりにできないという方も、ちょっと時季外れになってもお子さんの成長を祝う七五三をぜひやってあげてくださいね。(ただし、神社によっては祭礼の日にあたるとご祈祷ができないことがありますので、必ず事前にご確認下さい)
もし、口うるさい人から「11月15日が正しいのに、そんな時期にやるなんて"(-""-)"」と言われても、本来は「髪置きの儀」は三歳の春でしたし、七五三の日を11月15日にするのは室町時代からであって、もともとは吉日であればOKだったということを知っていればなんとなく安心ですよね。
数え年でする?満年齢でする?
これもどちらにするか悩みどころですね。
もともとは数え年で行っていたものですが、地域によって、家族によって今はさまざまです。
地域の風習に合わせて行う、もしくはどちらでもOKなら、お子さんの体格や、生活習慣によって考えてもいいのではないでしょうか。
私の息子は本当は今年11月15日には数えで5歳です。でも10月生まれなのでまだそんなに大きくなく、義母から譲っていただいた、義弟の七五三で使用したという羽織袴がまだサイズ的に合わないので、来年にすることにしました。
来年になっても、せっかくなので婚家からいただいたものを子供にも使ってあげたいと思っています。
三歳の七五三なら、数えで三歳は実際には二歳です。生まれ月によってはまだまだ着物を着せるのも大変な場合もあります。
その子供の状態を見ながら決めてあげるのが一番ではないでしょうか。
次回の「七五三を失敗しないために」では七五三の準備について書いていきたいと思います!